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議員の実力行使を正当化してはいけない

安保関係でいろいろ騒動が起こっていますが、いかなる理由であっても暴力を手段として使ってはいけません。

昔から牛歩戦術なんて進行の妨害はありましたが、バリケードを作る、相手議員に飛び掛って妨害する、というのは『実力行使』であり、暴力です。

『自らの意見が通らないとき実力を持って対処する』というテロリストのような方法を、国会議員が取ることを断じて許してはいけません。

そのような議員たちが政権を握った場合、外交の失敗をいかなる手段で取り戻そうとするか――それこそ戦争の火種になりかねないのです。

私は法案の中身よりも、議会で暴力を利用できたという前例を作ってしまうことのほうが問題だと感じます。

法案は極端な話、修正が可能です。しかし、国会議員が品位を失い、『時には実力行使も問わない』なんてことになると、『遵法意識のない裁判官』のようになりかねません。

端的な話、議会で腕力が通じる要素があってはいけないのです。力の強い人も、体の弱い人も、対等でなければ議会として機能しません。議員は、議論してください。

以前から何度か言っていますが、子供に見せても大丈夫な大人として振舞いましょう、本当に。

(書き出す前は憤りがあったのですが、書いているうちになんか悲しくなってきました……)