電車の席ですぐ降りる人を見分けるヒント
都内とその周辺の電車内では、日々座席を巡る熾烈な争いが繰り広げられています。
なるべく早めに降りそうな人に狙いを付けて、その前に立つという人も少なくないはず。その「降りそうな人」選びを運に任せていたりしませんか?
実のところ、座っている人の様子からちょっとしたヒントを得ることが可能です。既にご存知かもしれませんが、僕から一つご紹介。
それはズバリ、座り方。
人は無意識的に「速く対応する必要がある」場合、「速く対応出来る体勢」を取ります。
動き出す前に筋肉が緊張する「予備動作」なんかはスポーツや武道の世界でよく知られていますよね。他にも、驚いて身構えた時に緊張で力が入る、というのはきっと覚えがあるはず。これは筋肉が弛緩していたらとっさに動けないため、すぐ動けるようちょっと力を入れて準備しているのです。
それと同じで、すぐ降りる必要がある人は、すぐ降りやすい体勢を取ろうとする傾向にあります。
具体的には、
・椅子に浅く腰掛けている
・両足の裏が床についている
・前のめりになっている
・背筋が伸びている
といった感じです。
逆に、深く腰掛けてだらっとしている人、要するにゆったり座っている人は、すぐ降りる必要がないと考えることが出来ます。
あくまで傾向なので参考程度ですが、心理学にちょっと触れるという点でも面白いと思います。試しに観察してみてください。
補足:
ゆったり座っていたのにすぐ降りる人もいますが、そういう人は「既に長く乗っていた」可能性があります。駅が始発から遠ざかるほどそういうケースが増えます。
あとは、人によって「すぐ」という時間の感覚が違うため、必ず個人差があります。バリバリのビジネスマンだったら5分でも「充分長い。ゆったり休もう」と思うかもしれないです。ゲームや本に夢中になっている人は時間の経過が短く感じたり真剣になっていたりするため、30分乗るとしてもすぐ降りるような姿勢になっているかもしれません。