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Calms blog

CALMSブログ

アル中の人の体質変化の話から人の進化とかを考える

考える 教育

※この記事はある種の思考実験です。断定的な表現をしていても事実に基づかない推察でしかありません。

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 今日以下の記事が話題に。

恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた)

 

 要約すると、こんな感じ。

 

・アル中の老人を禁酒治療すると、なぜか治療前よりアルツハイマーの症状が進んでいたり、アルツハイマーになってしまっていたりする。

・お酒ばかり摂取し通常の食事を取らなくなっていたため、脳の栄養素であるブドウ糖が不足していた。

ブドウ糖が不足した状態が長く続くことで、脳がブドウ糖の代わりにお酒から作られる酢酸を主な栄養素として使うようになってしまっていた。

・禁酒しお酒を断つことで酢酸の供給が途絶え、通常の食事によるブドウ糖が供給されるようになったが、脳は既に酢酸を主な栄養源とするよう変化していたため、ブドウ糖から栄養を補給出来ず栄養不足となった。結果、脳がダメージを受けて死んでいってアルツハイマーを促進してしまっていた。

・ポン酢が異様に欲しくなったら体質変化の兆候かもしれない。お酒飲みの人は注意すべし。

 

 この記事の内容を深読みすると、お酒の飲み過ぎには注意しましょうという話に留まらない。

 この内容が面白いのは『異常な状況に適用したことで、(一般的に)正常な状況に適用できなくなった』という点だと思う。

 身体はブドウ糖がいつまでたってもこなかったため、酢酸を栄養素として使うことで飢えを解消することに成功した。しかし、ブドウ糖がこず酢酸ばかりくるという異常状態が解消された途端、今度は酢酸がこないためにまた飢えてしまった。

 レギュラーガソリンが売られなくなったから軽油で車を走れるようにしたらその矢先に、今度は軽油が売られなくなってレギュラーガソリンの供給が戻った、みたいな。もう既に軽油に対応してしまった車にいくらレギュラーを飲ませたって動いてくれないのだ。

 

 これは残念な結果になってしまっているが、ある意味で進化したと言えるのではないだろうか。外見に変化はなくても、彼らは間違いなく、僕ら普通の人よりも酢酸を栄養素に変える能力が高いのだ。

 

 進化、となれば当然気になることがある。

 もし、アル中の『酢酸人間(ひどい呼称だ)』の両親から子供が生まれた場合、その子供は普通の子供なのだろうか。それとも、酢酸人間なのだろうか。

 もし酢酸人間だとしたら、その子供はどうなるだろう?

 親は子供に、自分たちと同じようにお酒を与えるだろうか? そんなことあるはずがない。親がアル中だろうとなかろうと、基本的にはセオリーに沿った食事を与えるはずだ。つまり、それはブドウ糖の摂取に適した食事であり、酢酸に重点が置かれていない食事である。

 酢酸人間の赤ちゃんは母乳から栄養をうまく摂取できないかもしれない。もしかしたらそれが原因で成長出来ずに死んでしまうかもしれない。

 成長出来たとしても、子供が口にする食事では常に酢酸は不足する。脳への栄養が不足した状態が続けば、当然脳の成長は阻害される。すると、何か脳に障害が起きるかもしれない。そうでなくても、思考力に多大な影響が出るかもしれない。身も蓋もない言い方をすれば、馬鹿になりやすい可能性がある。

 

 もし、世界中からブドウ糖を効率的に摂取する食物が消えて、酢酸を主とする食物が広まったとすれば、酢酸人間は逆に人間が1歩進化したエリートということになるだろう。しかし、酢酸人間というのは明らかに異常な状態であり、異常な状態に進化してしまった彼らにとっては、この世界の『普通』がまさしく『異常』となる。

 

 アル中の酢酸人間は、自分の子供は自分たちのようにならないよう真っ当に育てようとしたかもしれない。しかし、自分たちの異常な進化が子供に受け継がれたせいで、真っ当に育てようとしたことが返って仇になり、脳の成長にハンディを与えることになってしまう。

 

 つまりここで言いたいのは、『真っ当な子供を育てたいなら親も真っ当に生きなければならない』ということである。

 『異常に適用した親』から、『異常に適用した子』が生まれるのであれば、その子供を異常な環境で育てなければ、他の子供と同じようには育たないことになる。これは今回の酢酸人間に限ったことではなく、親の歓迎されない性質が、知らぬ間に子供にも受け継がれ、彼らの成長を阻害しているのかもしれない。

 そうなれば、親側が取るべき対策は『真っ当に生きる』ということになる。

(この記事に『教育』タグがついているのはひとえにこの仮説のためだけである)

 

 そうやって生き様が遺伝するとしたら、親になってから気をつけても手遅れだ。もっと早い段階から、清く正しく(この定義は曖昧だが)生きるべきだ。

 そう考えれば、普段めんどくさくてやる気の出ない『健全な精神と健全な肉体を磨くこと』に、少しは前向きになれるのではないだろうか。

 ・・・ならないかな?

 

(ちなみに、もし酢酸人間の子供が生まれたとしても、きっとその子供は親とは逆に酢酸が不足した状態を受けてブドウ糖型に変化するのではないかと思う。

 そうであれば若干スタートダッシュに遅れるものの、そんなに影響はないということも考えられるんじゃないかなーとか。乳幼児期の栄養失調は身体に与える影響が大きいからなんとも言えないし、そもそも専門知識なんて皆無なので全て根拠はありません)