ひまわりさん(菅野 マナミ)
学校のまん前に建つ古くてちいさな本屋さん「ひまわり書房」。店主の「ひまわりさん」がいつでも迎えてくれるその書店に、今日も誰かが尋ねてくる…。本と本屋に集まる人たちをめぐるハートフルストーリー。
小さな本屋の店主で本名不明の「ひまわりさん」と、ひまわりさんをストーキングする一直線な女の子「まつり」が主なキャラクターです。
キャラクターひとりひとりの心が丁寧に描かれていて、とても居心地の良さを感じる漫画です。
ひまわりさんが絡むと小さな子供のように表情をころころ変えるまつりが可愛くて、面白いです。
たまに発作のように「好きだあああ!」と叫んでくるまつりに困惑していたひまわりさんも巻を重ねるごとにデレ始めるので、そこも見所です。
あと外せないのは、絵がすごく綺麗! ということ。
素朴な少女漫画風の絵柄で、背景も含めて画面すべてが丁寧に描かれていて、絵を眺めているだけでも楽しめちゃいます。
アニメ「さくら荘のペットな彼女」で天才ヒロインが描いた漫画として出たものも、実は作者の菅野さんが描いています。天才少女の漫画として作中に出てきても違和感がないほどに綺麗な絵なんです(アニメで見て「これは!」と少しテンションあがりました)。
あと僕の話ですが、ここ2年ほどまともに絵を描いていなかったため、バストアップすらろくに描けなくなってしまい・・・(イラストサイトでもあるのに!)。
ちゃんと練習しようと思い立って、少し前からひまわりさんの模写で練習していたりします。
登場2ページでこんなに可愛い風子さん。(2巻より)
※注:生風子さんはもっと可愛いです
普段漫画を読まない人にもオススメできる良作です。